三重県松阪市・宝塚古墳公園・〒515-0056三重県松阪市宝塚町光町
宝塚1号古墳 (松阪市)(たからづか 1ごう こふん)
  松阪市と松阪市教育委員会を主体として1999年(平成11年)6 - 2000年(平成12年)3月に発掘調査が行なわれた。調査結果を以下に列記する。調査前は100メートルと考えられていた全長が111mの前方後円墳であることが確認された。伊勢地方(旧伊勢国)最大である。 古墳時代中期初頭(5世紀初頭ごろ)の築造の首長墓であると考えられる。 祭事の場であったと考えられている「造り出し」と古墳の中心部を繋ぐ通路が全国で初めて発見された。この通路は「土橋(どばし)」と呼ばれている。 畿内以外の地域では珍しく円筒・朝顔形・盾形・家形・靫形・囲形・甲冑形・蓋形・大刀形などの豊富な種類の形象埴輪が出土した。1928(昭和3年)の鈴木敏雄による調査でほぼ1キロメートル四方の丘陵上に墳丘の確かな古墳が26基、不確かなものを含めれば88基の古墳の存在が確認され、花岡古墳群と呼ばれた。昭和40年ころまでに宅地開発などで81基が失われ7基だけになり、中部台公園(総合運動公園)などの開発が行なわれたのちの昭和60年ころには4基を残すのみとなった。2006年に現存しているのは、1932年(昭和7年)425日に国の史跡に指定され保護された1号墳と道路を挟んで北側に隣接する2号墳のみである。いずれも前方後円墳で、1号墳は後述する船形埴輪の重要性から2006年(平成18年)69日に他の出土品と併せて国の重要文化財に指定された。

宝塚古墳公園










































































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2.宝塚古墳 (松阪市)(たからづか こふん)・・・・おしまい

2次は隣の宝塚2号古墳 (松阪市)