3.長野県
1.八ヶ岳-井戸尻縄文遺跡---水と蛙と月のコラボレイション


 ヶ岳は南北に長い活火山で、その裾野も東は山梨県、南東部の「井戸尻遺跡」から南西側は長野県に属する、広大な裾野の先端に遺跡がある。川有り、広葉樹林有り、猪・鹿・ウサギを食べ、植物性としてはドングリやクリなどの植物質食材や粟・ひえを農耕し1.000年も続く集落遺跡が松本盆地から南縁の諏訪盆地、八ヶ岳西南麓の「尖石遺跡」や「井戸尻遺跡」などで営々と続けられた、平和で穏やかな時代であったと考えられる。井戸尻遺跡周辺には曽利-藤内-九兵衛尾根など丘陵台地毎に集落が形成され紀元前5.000〜4.000に縄文中期の文化が花開いていた。八ヶ岳から富士山を望む絶好の高原で、出土した多くの蛙と月にまつわる不思議な装飾縄文土器は、この地に栄えた縄文王国の文化の高さを、後世、今の世にて学ぶことの出来る素晴らしい遺跡でした。是非、自分の目で確かめにお尋ね下さい。

長野県のほぼ中央に位置する八ヶ岳山麓地域は湧水が沸くため縄文時代の遺跡が多く、井戸尻遺跡は八ヶ岳南麓、海抜800m〜1000mの尾根や台地上に立地する。釜無川に向かって緩やかに落ち込む傾斜地となっているため湧水が豊富であり、この水に恵まれた環境が集落形成の要因になっていると考えられている。 八ヶ岳南麓の縄文遺跡は、早期や前期にかけては少ないが、縄文中期中葉を中心とし、立場川から東へ二つ目の母沢から東の鹿ノ沢周辺に、井戸尻・曽利・藤内・九兵衛尾根・居平・唐渡宮・向原などの遺跡が集中し、「井戸尻遺跡群」を形成している。
































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1.八ヶ岳-井戸尻縄文遺跡---水と蛙と月のコラボレイション
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